26日未明、札幌市白石区のバーで、40代の男性客をハサミで殺害しようとしたとして、自称・55歳の男が逮捕されました。

 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、全て自称、札幌市白石区菊水の無職、榊本仁(さかきもと・ひとし)容疑者55歳です。
 自称・榊本容疑者は、26日午前1時半すぎ、自宅近くのバーで、40代の男性客をハサミで殺害しようとした疑いが持たれています。
 警察によりますと、自称・榊本容疑者は酒を飲んでいて、刃が片方しかない状態のハサミを持って現場のバーを訪れました。
 そして、いきなり面識ない男性客のわき腹を刺そうとしたものの、男性客がかわし、手が当たっただけとみられています。

容疑者が持ち込んだ片刃のハサミ(オーナー提供)

 男性客が自称・榊本容疑者を捕まえて、居合わせた人が「凶器を持った人が来ていて、取り押さえている」と通報しました。
 現場のバーは25日にオープンしたばかりで、当時、客の幼い子ども2人などもいました。

現場のバーに入る容疑者(オーナー提供の店内の防犯カメラ映像)

 取り調べに対し、自称・榊本容疑者は「殺す気はなかった」と話し、容疑を否認しています。
 警察は、引き続き当時の状況などを詳しく調べ、容疑の裏づけをすすめています。

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