「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家男性が殺害された事件の裁判。捜査を担当した警察官が、男性と被告である元妻、双方の所有物から覚醒剤反応が出たと証言しました。

 須藤早貴被告(28)は2018年、夫で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家・野崎幸助さん(当時77)に何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われています。須藤被告は無罪を主張しています。

 9月24日の裁判には、当時事件の捜査を担当した和歌山県警の男性警部補が証人として出廷。野崎さんの自宅を調べたところ、野崎さんが着用していたワイシャツや使用していた歯ブラシ、コップなどから覚醒剤がごく微量検出されたと証言しました。

 また、東京都内の須藤被告の自宅にあった被告のサングラスやハイヒール、パスポートケースなどからも覚醒剤反応が出たということです。

 次回の裁判は9月27日です。

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