アレルギー対応食品が進化。アイスクリームやインスタント麺にも登場です。

 9月23日、大阪府茨木市のショッピングモールで、アレルギー対応食品の試食・販売イベントが行われました。豆乳でできたアイスクリームに、米粉のパンやスイーツなど、アレルゲンを使わずに作られた食品がずらりと並びます。

 (客)「おいしいです」
 (客)「普通の食パンと変わらない感じです」
 (客)「(アレルギー対応食品は)味が薄かったり、物足りないイメージだったんですけど、おいしかったです」

 食物アレルギーの患者数は増加傾向にあり、それに応じてこんな変化も。

 (記者リポート)「こちらは小麦・卵・牛乳を使用していない“アレルギー対応のから揚げ”ですが、パッケージには特にそういった表示はありません」

 「アレルギーがある人専用の食べ物」というイメージを払拭することが狙いだといいます。

 (LFA Japan 大森真友子代表理事)「アレルギーの人たちだけのために商品を置くとそんなに売れないので、いつの間にかすごく役立つ商品がお店から消えてしまうことがある。いろんな人に知ってもらって、みなさんが買うと、商品がなくなるっていうことも減るかなと」

 市民権を得てきたアレルギー対応食品。一方で、普及に大きな課題が残っているのが災害時の非常食です。商品自体はどんどん増えているものの、あまり認知されていないのが現実だといいます。

 (LFA Japan 大森真友子代表理事)「皆が持っている備蓄がアレルゲン28品目不使用とかだと、食べられない人がいたときに渡してあげることもできるので、こういうのが広まっていくといいなと」

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