立憲民主党の代表選は9月23日に投開票が行われ、決選投票の結果、野田佳彦元総理が新代表に決まりました。
党に所属する静岡県内選出の国会議員は「政権を取って改革する」と次期衆院選に向け決意を新たにしています。
<県政担当 植田麻瑚記者>
「立憲民主党の党大会が行われる都内のホテルです。ご覧のように数えきれないほど多くの報道陣が駆け付けています。政権交代を掲げる中、野党第一党の党首は誰になるのでしょうか」
9月23日正午過ぎ、立憲民主党に所属する静岡県内選出の国会議員が続々と姿を見せました。4人の候補者が最後の決意表明を述べた後、国会議員らによる直接投票が行われました。
静岡県内選出の3人の議員も、一票を投じていきます。投票の結果、野田元総理がトップとなりましたが、過半数には届かなかったため2位の枝野元代表との決選投票に。その結果、野田元総理が枝野元代表に52ポイント差を付けて当選しました。野田元総理の推薦人となった源馬謙太郎静岡県連代表は。
<立憲民主党静岡県連 源馬謙太郎代表>
「唯一の総理経験者でありますし、亡くなった安倍元総理も2回目で大きなことを成し遂げたということもありますので。私たちが政権を取って改革するしかない」
渡辺周衆議院議員は今回、推薦人となった泉前代表に投票しましたが、決選投票では、野田元総理に投票したといいます。
<立憲民主党 渡辺周衆院議員>
「政権交代の準決勝、次はいよいよファイナルステージで、自民党の新しい総裁と立憲の野田代表のもとでどちらが政権を取るにふさわしいか。野田代表になって国民の信頼感、安心感は得られると思っております」
一方、小山展弘衆議院議員は投票先の言及を避けました。
<立憲民主党 小山展衆院議員>
「どの候補者も一長一短、最後の最後までどなたに投票しようかというのは自分の中では差がなくて考え抜きました。1つの法案を通すために党が分裂するといったことが繰り返されないように強くお願い申し上げていきたい」
立憲民主党代表選の結果を受け、国民民主党静岡県連の田中健会長は。
<国民民主党静岡県連 田中健会長>
「今の自民党に対しては野党力合わせて対峙できるような体制を作っていかなきゃならない。特に静岡においては、連合を中心に立憲・国民と今まで会議もまた議論も進めてきましたので、そこは変わらずにそのまま引き続きの協力体制を作っていきたい」
一方、自民党の井林辰憲静岡県連会長は。
<自民党静岡県連 井林辰憲会長>
「選挙をこれから対峙していくときに、共産党と組むのかどうか。(野田新代表は)やはり力のある政治家だと思っていますので、しっかり対峙して、国民の皆さんに論戦をしていきたいと思っています」
10月にも取りざたされる解散総選挙。
<立憲民主党 野田佳彦新代表>
「皆さん、きょうからノーサイドです。挙党態勢で政権を取りにいきましょう」
新代表のもと、野党第一党として、政権交代を目指します。
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