岸田総理は、アメリカ・オーストラリア・インドとの「クアッド」首脳会合などに出席するため、アメリカに向け出発しました。同行する川西記者の報告です。

任期中最後の海外出張となる岸田総理。周囲には「自分がいなくなっても日本外交は続く」などと語っていますが、今回は岸田政権の実績を振り返る外遊ともいえます。

アメリカ到着後、すぐに行われる日米首脳会談ではバイデン大統領から自宅に招かれるという異例の待遇で、これまで築いてきた友好関係をアピールします。

その後のクアッド首脳会合では、首脳が交代してもインド太平洋地域情勢で4か国が連携していく方針を確認する見通しです。

岸田総理
「国連総会においては、未来サミットに出席をし、そして、その機会にFMCTフレンズハイレベル会合を主催し、核兵器のない世界に向け、核兵器国も交えた現実的な取り組みを進めたい」

国連総会では、ライフワークである「核兵器のない世界」実現に向け、高濃縮ウランやプルトニウムなどの生産を禁止する条約締結に向けた首脳級会合を主催します。

さらに、資産運用立国の推進を訴えるイベントも用意されていて、こうした政権の実績を後任に引き継いでもらう道筋をつけたい考えです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。