20日、札幌市教育委員会は、市内の小中学校に勤務する5人の教諭らに対する懲戒処分などを発表しました。5月に生徒に対する不適切な表現が書かれた座席表が複数の生徒の目に触れた案件では、50代の校長が文書訓告となりました。
処分を受けた50代の校長が勤務する中央区の中島中学校では、5月に教諭が教壇に生徒の特徴を不適切な表現で記載した座席表を放置し、それを生徒13人が見ました。
札幌市教委は、個人情報の不適切な取り扱いを未然に防ぐための管理体制を充分に整備していなかったとして、校長を文書訓告としました。
校長は「生徒、保護者に対し申し訳ない」と話しているということです。
また小学校の40代の男性教諭は、女子児童を複数回抱きしめ「かわいいね」などと不適切でわいせつな言動をしたとして、札幌市教委は男性教諭を停職1か月としました。
女子児童が別の教諭や家族に報告したことで発覚し、この教諭は「慰めるつもりで抱きしめる行為をした」と話しているということです。
小学校に勤めるる30代の男性教諭は、男子児童の左ほほを1度叩く体罰をしたとして、減給1か月の処分となりました。男性教諭は「落ち着かせようとしてとっさにやってしまった」と自ら校長と教頭に伝え、発覚しました。
小学校の50代の女性の教頭は私用で乗用車運転中に制限速度を44キロ超過したとして減給1か月、中学校の50代の男性の教頭は、通勤途中に制限速度を32キロ超過したとして戒告処分となりました。2人はいずれも警察に検挙され、罰金の略式命令を受けています。
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