バトミントンで中学校時代からダブルスを組む高校生が地元・岩手で開催される全国大会に出場します。
中学時代から共に練習に励んできた絆と磨いたコンビネーションを武器に頂点を目指します。

全国大会に向けて鋭いスマッシュを連発しているのは、中学時代からダブルスを組む盛岡白百合学園高校2年生の佐々木陽菜選手・長山実央選手です。

2人は20日から奥州市などを会場に行われる高校2年生以下の全日本ジュニアバドミントン選手権大会に岩手県代表として出場します。

2人は今年5月に行われた県高総体のダブルスで優勝を果たしたほか、またシングルスでも長山選手が優勝、佐々木選手が準優勝を飾り8月のインターハイにも出場しました。

力強いショットが特徴の佐々木選手と、精度の高い正確なショットが持ち味の長山選手。

全くタイプの異なる2人ですが、ダブルスではお互いの長所が最大限に活きます。

(佐々木陽菜選手)
「実央が羽根を作るのが上手いので、自分は自由に動けるので、組みやすいし、カバーもすごいのでやっていて面白いです」

(長山実央選手)
「陽菜のスマッシュとか、自分では決められない球で決めてくれて、自分に決める羽根がまわってきて、最後プッシュとか決められるのでやりやすい」

小学生から競技に取り組む2人がダブルスを組んだのは矢巾中学校からです。
中学2年生の時に出場した県の中総体では優勝を果たし、3年生の時には全国中学校バドミントン大会でベスト16に入るなど結果を残してきました。
そんな2人の目標は全国優勝です。

(佐々木陽菜選手)
「中学校でも2人で大きな目標を立てて達成することができて、高校入ってからも、2人でダブルスで、最終的な大きな目標があるので、それを達成したいなと思って二人で同じ高校に入りました」

高校入学後も1年生からレギュラーとして試合に出場していた2人。


これまで部を引っ張ってきた3年生引退したあとは佐々木さんがキャプテンを任されました。

(佐々木陽菜選手)
「中学校の時は、(長山選手が)キャプテン、(自身が)副キャプテンだったので、実央が中心になって回すことが多かったんですけど、高校で自分がキャプテンになって中心で回すことが多くなって、その中で自分のことだけじゃなくて、周りにも目を配って視野を広くすることを意識するようになりました」

2人のこの明るいキャラクターで部活の雰囲気も良く楽しく活動できています。

(劔持祐之介顧問)
「少しずつ慣れてきてキャプテンとして大会や遠征などを乗り越えて、周りにも気遣えるようになっていて、人間としても成長しているなと思っている」

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