新潟県内で去年発生した交通事故のデータをもとに作られた「危ない交差点ワースト5」が発表されました。県内では、どこの交差点で事故が多いのでしょうか。そしてその特徴は?

「危ない交差点ワースト5」は、去年の交通事故のデータをもとに日本損害保険協会が公表したものです。

県内で発生した人身事故のうち交差点での事故の割合は57.7%と半数を超えています。

県内の「危ない交差点ワースト5」まずは…
【記者リポート】「あそこの交差点ですね」
新潟市 西区の「青山道下交差点」です。去年の交通事故は4件。右折や左折をする際に横断歩道を渡る自転車と衝突する事故などが発生しています。

【記者リポート】「ちょっと見晴らしが良いのでスピードを出したくなりますが、左折専用レーンがあるのでしっかりと減速しなければいけない。左から歩行者とか自転車とか来ますからね」
また県道42号へ向かう道では…
【記者リポート】「ここの右折も注意ですね。対向車線の右折車と直進車がいるが、直進車が見えづらいですね」

対向車線の右折する車に隠れて、直進する車が確認しづらくなっています。また右折した先には横断歩道があり、注意が必要です。
【近所に住む人は】「(交通事故に)よく遭遇するもん。よくその辺りで。便は良いんだけどやっぱりここは恐いわ」

ほかに、同じく事故件数が4件だったのは…
新潟市 東区の「竹尾インター交差点」、秋葉区の「大鹿交差点」「燕市 小関の交差点」でした。

そして去年の発生件数が5件と、県内で1番交通事故が起きている交差点は新潟市 中央区の「みなとトンネル西側交差点」でした。

【記者リポート】「まっすぐ行くと下に下がっていますので、スピードを出しすぎる冬場は危ないかもしれませんね」

交差点からみなとトンネル方向へは下り勾配になっています。去年は冬に路面が凍結してスリップし、前の車に追突する事故などが起きています。

また、同じく5件の事故が発生したのは「新潟市 中央区 和合町2丁目1番1号付近交差点」でした。

こうした中、21日から秋の全国交通安全運動が始まります。

県警は横断歩行上での事故が増えているとして反射材の着用や夕暮れ時の早めのライトの点灯などを呼びかけていきます。

【新潟県警 掛神茂幸 交通部長】「秋の深まりとともに夕暮れも早くなる。そうすると重大事故が例年発生しているのでこの運動を機に事故防止を図る」

秋の全国交通安全運動は今月30日まで行われます。

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