カンボジアのリゾート地を拠点にした特殊詐欺グループのリーダーの男ら2人が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれも福岡県の佐々木啓斗容疑者(32)と藤本賢太容疑者(27)です。

警察によりますと、2人は去年12月、息子を装い、横浜市に住む75歳の女性に「カバンと大事な書類をなくした。きょう中に3000万円が必要」とうその電話をかけ、現金102万円をだまし取った疑いがもたれています。

2人は、カンボジアのリゾート地・シアヌークビルのホテルを拠点に特殊詐欺を行っていたグループのメンバーで、佐々木容疑者はリーダーで、「ボス」と呼ばれて給料の管理などをおこなっていたということです。藤本容疑者は「受け子」の管理などをおこなう指示役で、2021年、東京・八王子市での特殊詐欺事件に関与した疑いで警視庁に指名手配されていました。

取り調べに対し2人は容疑を否認していますが、警察は、押収したスマートフォンの解析などからこの詐欺グループの実態解明を進めています。

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