51歳の公務員の女性獣医師が懲戒処分されました。自身の健康づくりのため約3か月間、庁舎の階段を上り下りした行為、これも処分の理由とされました。


◆投資信託の閲覧、ウォーキング

減給処分を受けたのは、滋賀県の家畜保健衛生所に勤務する獣医師の職員(51)です。

県によりますと、職員は今年2月まで約5年間、職場のパソコンに業務に関係のない投資信託や健康管理、また家計に関するデータなどを保存し、勤務時間中に閲覧や更新を1万3000回以上繰り返していたということです。

また、自身の健康づくりのため、去年11月から今年2月までに約30回、庁舎の階段を上り下りするウォーキング(1回あたり約15分間)などを繰り返していたということです。

県の聞き取りに対して職員は、「勤務時間中に行っても問題のない行為と認識していた」と話しているということです。


◆上司を執ように非難発言

それだけでなく女性職員は、上司から打ち合わせ時間の変更を依頼された際、「『約束は守りましょう』と小さいころに習いませんでしたか」などと発言したり、時にはその上司に「お前ごときが何言っとんねん」と、強い口調で執ように非難する発言も繰り返していたということです。

県は、職員のこれらの言動が職務専念義務違反行為や暴言行為にあたるとして、19日付けで減給10分の1(5か月)の処分としました。

女性職員は暴言行為について「上司に対する不信感の蓄積から、上司を責める結果となってしまった」と話したということです。

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