SMILE-UP.(スマイルアップ、旧ジャニーズ事務所)は25日、自社の性加害問題を取り上げた番組で、東山紀之社長の発言を意図的にゆがめ放送したとして、英国BBC放送に厳重注意を行い、訂正と謝罪を求める文書を送ったと発表した。

東山紀之氏(2023年10月撮影)

 番組は3月に放送された「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」。スマイル社は、BBCのモビーン・アザー記者から取材を受けた東山氏の発言が実際の趣旨と異なって伝えられ「番組放送後、東山氏に『誹謗(ひぼう)中傷を助長している』といった誤った批判が数多くなされている状況にある」と指摘した。  このほか、取材に協力した被害者らが外国特派員協会でのアザー記者らの発言により誹謗中傷にさらされているとして「面談事実や内容を公表しない約束だったのにほごにした。被害者の人権が侵害されたと言わざるを得ない」とした。  アザー記者らは、東山氏の取材に先立ち、用意した3人の被害者たちにあってほしいとスマイル社から要望があり、被害者から「補償を申請している中には虚偽を言う人もいる、そういうことにも焦点を当てて欲しい」などと言われたと主張している。スマイル社の広報担当者も同席していたという。(望月衣塑子) 

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