ハラスメント行為が認定された愛知県東郷町の井俣町長と、岐阜県池田町の岡崎町長が辞職願を提出し、25日、それぞれ会見を行いました。
■ハラスメント行為の町長2人が会見も…
井上貴博キャスター:
今一度、2人の町長の発言をまとめます。まずは、岐阜県池田町の岡﨑和夫町長です。
「(セクハラの)噂があるので気を付けなアカンよ」と部下から注意されるも、「(セクハラについて)頭に置きながら、握手などの延長線上で“身近”という意味で(行為が)出てしまった」と釈明しました。
愛知県東郷町の井俣憲治町長は、「ハラスメントではないか」と副町長から5回指摘されたことがありました。しかし「ハラスメントに対する無知の現れ、全く無知だったわけではなく、程度の問題。(知識が)足りていなかった」と釈明しました。
ホラン千秋キャスター:
「職員をどう守るか」ということも会見の中で言及していましたが、“職員を守り切れていなかったという判断が出た人物”がそれを言うのは、違和感をかなり大きく感じますよね。
井上キャスター:
2人ともセクハラ・パワハラについて、圧倒的に認識が甘い、というふうに感じますし、よく「昔は同じことをやっても何も言われなかったから」と釈明される方も多いですが、今も昔も違法行為であることは全く変わりありませんし、被害者が今まで泣き寝入りしていただけで、そういった言葉は通用しないな、というのも感じます。
そして驚いたのが東郷町の場合ですと、民間企業ではごく当たり前になってきている「ハラスメントに特化した研修は一度もなかった」という話が出てきている。
東郷町の調査報告書では▼ハラスメント研修の義務化、▼町長自身のハラスメントの規定がないことから「相談窓口の設置」などが必要である、という提言がまとめられました。
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