26日に開幕する女子ゴルファー日本一決定戦「日本女子オープン」に、柳ヶ浦高校3年(大分)の平畑佳子さんが出場します。急成長を遂げた平畑さんは、「決勝に進出し、ローアマを目指したい」と意気込みを語りました。

福岡県出身の平畑さんは、大分県宇佐市にある柳ヶ浦高校で、寮生活をしながらゴルフに打ち込んでいます。8月には、鶴岡果恋や鬼頭さくら、浜崎未来らプロ・アマ計100人以上が出場した日本女子オープン最終予選会で20位(通算-1)に入り、本選出場を決めました。

平畑佳子さん:
「結果が出たときはうれしくて、親をはじめ、たくさん報告をしました。本戦に向けてがんばろうという気持ちになりました」

ゴルフ練習場を営んでいた祖父の影響を受け、幼いころからクラブを握っていた平畑さんは、中学生から本格的にゴルフを始めました。

今年の日本ジュニア選手権では通算イーブンパーで30位。大分県高校総体では自己ベスト「66」をマークして優勝しています。

平畑佳子さん:
「日本女子オープンは、プロの試合の中でもプロ中のプロが集まるイメージがあります。緊張もありますが、楽しみもあります」

競技を離れると学校では熱心に勉強に励む平畑さん。普段は休み時間にクラスメートとスマホゲームで遊ぶ今どきの女子高生です。日本女子オープンへの挑戦をゴルフ部の同級生も応援しています。

(ゴルフ部の同級生)「よく相談を聞いてくれる明るい女の子です。出場することを聞いた時にとても興奮しました」「すごいなと思いました。佳子自身の力を出せたらいいのかなと思います」

平畑さんの得意なクラブはドライバーです。平均飛距離は240ヤードで、練習では正確性の高いセカンドショットに磨きをかけています。

柳ヶ浦高校ゴルフ部 高塚勝也監督:
「元々能力が高い選手で、コースマネジメントも含め考える力が秀でている」

大会で鍵を握るのがパッティングです。トッププロと互角に渡り合うためには、スコアを落とさずにバーディーチャンスを確実に取ることが重要です。

平畑佳子さん:
「ファーストパットをしっかり寄せて、タップインパーでまわるのがベストです」

高校最後の大会で国内最高峰の舞台に挑む平畑さん。大会の先に見据えるのは、目標にしてきたプロの世界です。

平畑佳子さん:
「決勝に進出して4日間まわってローアマ(アマチュア1位)を目指して頑張ります。その先はプロテストに合格してレギュラーツアーに出られるように頑張りたい」

プロゴルファーに向かって一歩ずつ歩みを進める平畑さん。今の自分の実力を試す絶好の舞台がやってきます。

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