今年4月、酒を飲んだ状態でトラックを運転し、28歳の女性を死亡させた罪に問われている男の裁判で、岡山地裁は懲役3年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、岡山市北区の元会社員・野口督之助被告(67)です。

起訴状などによりますと、野口被告は今年4月、岡山市北区の県道で、酒を飲んだ状態で大型トラックを運転し、対向車線を走る軽乗用車に衝突。運転していた28歳の女性を死亡させた罪に問われています。

先月(8月)30日の初公判で検察側は、「大量の酒を飲み、二日酔いだと認識した上で車を運転した被告は危険かつ無責任である」などとして懲役4年を求刑。

きょう(19日)の判決公判で、岡山地裁の石黒史岳裁判官は、「運転に支障はないなどと安易に判断したその意思決定は強い非難に値する」「被害者の無念の情は筆舌に尽くしがたい」などとして懲役3年の判決を言い渡しました。

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