スーパーもコンビニも歩いて行ける距離にない…いわゆる「買い物困難地域」に待望のコンビニが出来ました。住人の反応は?
テープカット
「オープンです!」
25日、ローソンの新店がオープンしたのは、北海道厚真町の上厚真地区です。開店直後から多くの人が詰めかけ、店内には熱気があふれました。
上厚真地区は住民の4割以上が高齢者です。
地区に1軒だけだったスーパーは、住民の高齢化などに伴う売り上げの減少で、去年4月に閉店しました。
それ以来、半径10キロ以内にスーパーもコンビニもない、いわゆる「買い物困難地域」となりました。
町では、閉店したスーパーの建物を買い取り、新たな小売業者を公募しました。そこに名乗りを上げたのが大手コンビニの「ローソン」です。
ローソン 理事執行役員 鷲頭裕子さん
「日常生活の中でインフラとして存在しうるコンビニというのが、非常にこの場所で運営する意味になるんじゃないか」
地域の生活を支える店として日用品や、野菜などの生鮮品、およそ3000アイテムを扱うほか、店内調理のできたての弁当や「無印良品」の商品も並ぶなど、豊富な品揃えが特徴です。
待望のコンビニのオープンに住人は…。
住民
「実際(店が)できてすごくうれしい。マヨネーズを買うのも、隣町に行っていたので本当に便利になった」
木造の広い建物の中には、コインランドリーやコミュニティスペースもあり、地域の人たちが気軽に集まれる施設になっています。
ローソンでは今後、北海道内の都心部だけでなく、地方にも積極的に出店していきたいとしています。
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