先月13日に酒田市のコンビニエンスストアで鎌を持った男が店員に金を出すよう求めた事件を受け、きょう鶴岡市のコンビニエンスストアで強盗事件を想定した対応訓練が行われました。



きょうの訓練では警察官が犯人に扮し、関係者が事件を想定して対応方法を学びました。

「はやく出せ!本物だぞこれ!金ねぇんだおれは!早くバッグに入れろ」

男は刃物で店員を脅しながらさらに金を要求します。

「もっと出せおら!早くしろ!時間ねぇんだよこっちはよ」



今回の強盗対応訓練では、店員が1人でいる時を想定して行われました。

重要になるのは店員が自分の身を守る事です。距離をとりながら犯人を興奮させないよう要求を聞き、対応していきます。

そして、もうひとつのポイントは速やかに通報することです。訓練では通報からおよそ5分で警察官が現場に到着し、店員が犯人の特徴を細かく伝えるまでの流れを確認しました。

「特徴はどこまで答えられましたか?」「靴以外はあっていたかなぁ」

「どっちに行きましたか?といのはすぐに通報しなきゃと思って見てませんでした」

今回は、訓練だと分かっていても対応した店員は恐怖で混乱してしまったといいます。

店員は「凶器を向けられると声が出ないし、動きも震えちゃって、言われた通りなかなかできなくて恐ろしさを感じた」



今回の訓練は先月13日に酒田市のコンビニエンスストアで鎌を持った男が店員に金を出すよう求めた事件を受け行われました。

警察では県内でも危機意識を持つことが大切だとしています。

鶴岡警察署 生活安全課 新野文彦 課長「山形県だから発生しない訳ではないという危機意識をもって、不審者や車を見かけた際は警戒・通報をしてもらうことで、普段から危機意識をもった対応をとってもらいたい」

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