今年6月、長崎県対馬市に係留していた巡視船で、給油の操作を誤り、軽油約22.5ミリリットルを海に流出させたとして、海上保安官の男性(51)が書類送検されました。

海洋汚染防止法違反の疑いで書類送検されたのは、対馬海上保安部に所属する海上保安官・一等海上保安正の男性(51)です。巡視船らいざんの機関長を務める男性は、今年6月19日、軽油を船底のタンクから甲板のタンクに移す際、バルブの切り替え操作を誤り、約22.5ミリリットル(大さじ1杯半に相当)の軽油を海に流出させた疑いが持たれています。流れ出した軽油は、すぐに回収されました。

第7管区海上保安本部によりますと、通常3人で行う作業を機関長の男性1人で行っていたということで、聞き取りに対し「迷惑をかけて申し訳ございません」と話しているということです。

奥田眞康対馬海上保安部長は、「国民の皆様からの信頼を著しく失墜させたことを深くお詫び申し上げます。失われた信頼を一刻も早く回復するよう努める所存です」とコメントしています。

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