いわゆる“核のごみ”の最終処分場選定を巡って、北海道寿都町の片岡春雄町長は、住民投票が不成立の場合は「次の調査に進めない」との見解を示しました。

 核のごみの最終処分場の選定は、8月、国が寿都町と神恵内村で進めていた「文献調査」報告書案の審査を終え、次の「概要調査」に進むかどうかが焦点となっています。

寿都町では、概要調査の是非について、住民投票を行う予定ですが、投票数が有権者の過半数に達しない場合は、住民投票自体が不成立になります。

 17日の町議会で片岡春雄町長は「過半数に満たなければ、次の段階には進めない」として住民投票が不成立なら、概要調査に移行できないとの見解を示しました。

 概要調査に進むには、「町村長」と「知事」の同意が必要ですが、鈴木知事は現時点で反対の意向を示しています。

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