住居侵入などの疑いで逮捕されたのは、大阪府吹田市に住む柳原伸嗣容疑者(27)です。
警察によりますと、柳原容疑者は、今年5月に同じマンションに住む30代の女性の部屋に無断で侵入した疑いが持たれています。
柳原容疑者と被害者が住むマンションの部屋のドアは、4桁~12桁の暗証番号を入力して開錠するシステムでしたが、被害者は4桁の番号を登録していました。
その侵入の手口はこうです。
まず、マンションの部屋のテンキーパネルの表面を斜めから覗き、指紋の付着が少ない部屋をいくつか絞ります。その後、その部屋の集合ポスト内を物色し、郵便物から女性が住んでいる部屋を特定します。
目当ての部屋を決めると、夜にマンション駐車場からベランダを見て室内の明かりがないことを確認。さらにインターホンを押して不在を確認します。その後、部屋の前まで行き、テンキー上で、4桁の暗証番号の入力を繰り返して開錠し、無断で部屋に侵入していたとみられています。
柳原容疑者は今年7月、同じマンションに住む別の20代の女性の部屋に無断で侵入したとしてすでに逮捕されていて、女性が室内にいたところ、柳原容疑者が無断でドアを開錠し部屋に入ろうとしたことから、女性が通報して発覚しました。
取り調べに対し柳原容疑者は「一人暮らしの女性の生活に興味があった」と容疑を認めているということで、警察は、ほかにも被害者がいるとみて調べを進めています。
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