柏崎刈羽原発の稲垣武之 所長は25日、7号機の原子炉に核燃料を入れる燃料装填について9割の装填を終えたと述べ、近く装填作業が終わるとの認識を示しました。

これは25日の定例会見で述べたものです。
【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】「このままのペースでいけばそんなに時間がかからずに全燃料の装荷が完了するだろうと思ってますけど、ここは油断せずに一つ一つ確認しながら最後の1本まで作業を進めてまいりたいと思います」

原子炉に核燃料を入れる燃料装填は、7号機の再稼働に向けた動作確認の一環で15日に作業が始まりました。7号機には872体の核燃料が入りますが、25日午前7時までに9割にあたる792体の装填が終わったということです。

燃料装填をめぐっては制御棒を動かす装置のブレーカーが落ちて作業が中断するなどトラブルが相次いでいました。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】「問題ないというところまで(動作)確認をしたうえで再開をしておりますので、適切な手順はきちんと踏んだと。一つ一つ着実に見て何か不具合があればまた立ち止まり、その原因をちゃんと分析をして対応をするということを繰り返していくしかないというふうに考えております」

燃料を入れ終わった後は1か月半ほどかけて冷却設備などの検査を行う予定です。

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