台風14号通過後に全国で大雨のおそれ

気象庁によると、大型の台風14号は、18日に沖縄地方に最も接近する見込みです。沖縄地方と九州南部、奄美地方では、うねりを伴った高波に警戒し、強風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、高潮、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。14号とは別に、フィリピン付近にある台風のたまご=熱帯低気圧が、18日3時までに台風に発達する予想です。発生すれば台風15号になります。台風14号が通過後に、秋雨前線が刺激され、3連休にかけて全国で大雨となるおそれがあります。23日にかけての雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

台風14号 18日に奄美・沖縄に最接近へ 気象庁の予想進路詳しく

大型の台風14号は、17日18時には日本の南にあって、1時間に55キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧は992ヘクトパスカル、最大瞬間風速は35メートルです。

台風14号は、18日6時には南大東島の南260キロの海域に進み、中心気圧は992ヘクトパスカル、最大瞬間風速は35メートルで、1時間に45キロの速さで西北西に進むと予想されています。

18日18時には那覇市の南南東110キロに進む予想で、中心気圧は996ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートルで、1時間に35キロの速さで西北西に進むと予想されています。18日に奄美地方や沖縄地方に最も接近する見込みです。

19日15時には東シナ海を中心とする予報円内に進み、中心気圧は998ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルと予想されています。20日15時には中国大陸で熱帯低気圧に変わると予想されています。

台風14号通過後…3連休は日本列島で大雨のおそれ

台風14号が通過後、湿った空気が大陸から流れ込み、秋雨前線の影響も加わって、日本列島に大雨を降らせるおそれがあります。雨・風シミュレーションでは、20日ごろから西日本や東日本で局地的に雨となり、21日(土)から23日(月・祝)にかけて、日本海側から日本列島に沿うように雨雲が南下する予想です。23日までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

22日午前6時の雨・風シミュレーション 秋雨前線に伴う発達した雨雲が南下する予想

気象庁から発表される今後の気象情報に注意してください。

フィリピンの東の「台風のたまご」 18日未明までに台風15号へ

気象庁の予測によると、フィリピンの東にある台風のたまご=熱帯低気圧は、18日6時までに台風に発達する予想です。発生すれば台風15号となります。熱帯低気圧は、17日18時には南シナ海にあって、中心気圧は996ヘクトパスカル、最大瞬間風速は23メートルです。今後、南シナ海を西よりに進み、21日にはラオスで熱帯低気圧に変わる予想で、日本への直接の影響はない見通しです。

台風14号 気象庁の風・雨・波の予想

台風14号は、18日に沖縄地方と奄美地方に最も接近するおそれがあります。

[風の予想]
沖縄地方と奄美地方では、18日は非常に強い風の吹く所があるでしょう。
▼18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  奄美地方      20メートル (30メートル)
  沖縄地方      20メートル (30メートル)

[波の予想]
 ▼18日に予想される波の高さ
  九州南部        6メートル うねりを伴う
  奄美地方        7メートル うねりを伴う
  沖縄地方        7メートル うねりを伴う
 ▼19日に予想される波の高さ
  九州南部        6メートル うねりを伴う
  奄美地方        6メートル うねりを伴う
  沖縄地方        6メートル うねりを伴う

[雨の予想]
沖縄地方と奄美地方では、18日から19日にかけて、大雨となる所があるでしょう。
▼17日18時から18日18時までに予想される24時間降水量
  奄美地方      100ミリ
  沖縄地方      120ミリ
▼その後、18日18時から19日18時までに予想される24時間降水量
  奄美地方      120ミリ
  沖縄地方       80ミリ

[防災事項]
 沖縄地方と九州南部・奄美地方では、うねりを伴った高波に警戒し、強風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、高潮、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

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