東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の影響で廃業した福島県富岡町の旧パチンコ店に侵入し、銅線などを盗んだ疑いで20代の男2人が逮捕されました。

建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、千葉県松戸市の自称・会社経営清水武容疑者(28)と、東京都足立区の会社員青木響容疑者(28)です。

清水容疑者と青木容疑者は、今年(2024年)8月2日午前11時半ごろから8月17日午前10時ごろまでの間、東日本大震災・原発事故の影響で廃業を余儀なくされた富岡町の旧パチンコ店に侵入し、銅線などの金属合計27・2キログラム(時価合計約2万4284円相当)を盗んだ疑いが持たれています。

警戒見回り中の警察官が現場の旧パチンコ店で不審者を発見して職務質問し、その後、旧パチンコ店関係者が被害を確認したため、逮捕されました。

警察によると、2人の男は、動画投稿サイトで被災地の廃墟を巡る動画を見て、福島県内に自動車で来ていたということです。

警察の取り調べに対して、清水容疑者と青木容疑者はともに「旧パチンコ店に侵入して盗んだことは間違いない」と容疑を認めていて、警察では動機や経緯など余罪も含めて詳しく調べています。

富岡町は、福島第一原発の立地する大熊町に隣接していて、現在も一部が避難区域に指定されています。

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