能登半島地震の被災地の記憶を伝える、のと鉄道「語り部列車」の運行がきのうから始まりました。

能登半島地震の教訓を後世に伝えるため、きのうから運行が始まったのと鉄道の「語り部列車」。初めての乗客は愛知県から来た15人の団体で、防災意識を高めるため乗車したといいます。

語り部を担当したのは、のと鉄道の観光列車でアテンダントを務めていた宮下左文さんら3人で、穴水駅から和倉温泉駅までの30分あまりの時間で、発災当時の様子などを自らの体験を交えながら語りました。

のと鉄道語り部 宮下左文さん
「(津波が来るので)いま見えている白いガードレールの道を上っていった。ちょっとふり返って、高台からは七尾湾に横一直線に津波の姿が見えた」

語り部列車の乗客
「のと鉄道がこんなに早く復旧するとは思っていなかったが、すごく関係者の方々が頑張ってみえたのが分かった」

この語り部列車は今後もツアー客を対象に運行され、災害の教訓を後世に伝えます。

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