きょうは、お正月のおせち料理についてです。実はもう、おせち商戦は始まっているんです。

酔心 小松一郎 料理部長
「おせちに入れれるように塩で余分な水分を出してさらに酢でしめて。生に近い状態で、おせちは何かと火が通ったものばかりなので」

広島の郷土料理を専門に手がける老舗・酔心です。毎年10月から行っていたおせち料理の予約受付を今月1日から始めています。

酔心 原田秀二 社長
「(なぜ9月?)ずっとおせちを買ってくださる客から、もう少し早くおせちはじめてくれないかと言う声が非常に多くて」

酔心では、当日食べてもらうために冷凍ではなくそのままのおせちの配送にこだわっています。2万円台で、2人から3人分の小さめのおせちが人気だということです。おせちを親子3世代に楽しんでもらう工夫として、子ども向けには焼き魚やローストビーフなどの肉料理。大人向けには酢でしめた刺身など、そして高齢者向けには煮物や伝統的なおせちの田づくり・黒豆などを入れています。

酔心 原田秀二 社長
「おせちという文化をなくしたくない。黒豆はまめに過ごしてほしい。田作りは豊作を願う…おせちのならわしを孫を含めた家族で話しながらたべていただきたい」

こちらも、今月1日からおせちの予約をはじめている三原市の広島エアポートホテルです。実は、おせちの宅配を始めた20年も前から9月からの予約を受け付けてきたそうです。早く申し込むとエアポートホテルのレストランの食事券をもらえる特典もあります。おすすめのおせちはコチラだそうです。

白山貴浩 記者
「ほんとにお肉がたくさん並んでいて、まさに肉の宝箱です」

今年からセットに加わった、特選肉の宝箱です。総料理長が自ら足を運び、選び抜いたといいます。

広島エアポートホテル 大田豊 総料理長
「一般のおせちじゃなくて肉の詰め合わせができないか思った。それもウチで全部つくったものでできないかなと思い、広島産にこだわった」

三原のみのり牛、六穀豚や神明鶏。東広島のシカのジビエなど広島産の肉を中心に作り上げた自信作です。

広島エアポートホテル 大田豊 総料理長
「低温でオーブンでじっくり火を入れて、ローズマリー、オリーブオイル、ガーリックの香りをつけた料理手法で仕上げています。薄くスライスして並べると、正月のお客様のおもてなしに使えます」

また、エアポートホテルでは今年から冷凍での配送に変更しています。

広島エアポートホテル・料理統括 播磨志帆 マネージャー
「冷凍で配達することで安心安全に食べていただける。遠方の家族に送って、帰省のときに一緒に食べるなど。おせちを食べることで日本伝統の正月を迎えられると思う。少人数でも大人数でも選んで召し上がってもらえれば」

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青山高治アナウンサー
「おせちの起源なんですが、実はもう1000年以上前の平安時代と呼ばれてますんで、歴史がある。これだけ伝統があるもんなんですね」

コメンテーター(元カープ選手) 天谷宗一郎さん
「福井の実家の方ではしっかりと手作りというか、親戚で、この分野は私の家、この分野はなんの家って、作って集まるところでした。広島では、肉メインです」

田村友里アナウンサー
「私の実家は、昔はおばあちゃんが作っていました。ある年に、お店のものを買ってから、お店のほうが美味しい。しかも種類豊富で楽しい。となって、そこから毎年みんなでワクワクしながら買っています」

青山高治 キャスター
「こちらをご覧ください。百貨店、県内デパートのおせち予約状況なんですが、
福屋は10月1日から、そごうは10月16日から、三越は10月23日から、天満屋は10月1日となっています。デパート関係は、10月からのようですね」

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