富士山に25日、残雪が羽ばたく鳥のように見える「農鳥」が現れた。山梨県側の7、8合目に解け残った雪で見える春の風物詩で、今年は丸みを帯びてふっくらとした姿になった。地元では古くから、田植えや農作業を始める時期の目安とされる。  同県富士吉田市によると、4月に入ってから暖かい日が続き、昨年より約1週間早いお目見えとなった。1週間から1カ月程度で消えてしまうという。  市の担当者は「富士山周辺は、爽やかな風を感じ気持ちの良い気候。ぜひ大型連休に足を運んで、農鳥を楽しんでほしい」と話した。


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