中秋の名月に合わせ、山口県萩市の寺で15日、お月見コンサートが開かれました。

お月見コンサートは、中秋の名月を楽しんでもらおうと、地元・白水小学校のPTAが観音院で開きました。二重屋根が特徴の観音堂では、白水小5、6年生10人が、よさこいソーラン節を披露して会場を盛り上げました。幕末には、維新の志士たちが会合所として頻繁に利用していたと言われています。市内を拠点に活動している二胡とハーモニカのグループも演奏し、秋の雰囲気を醸し出していました。演奏の途中からは、雲の合間から月も顔を出し、訪れた人は、音の響きと月を楽しんでいました。

観音院は、江戸時代秋の月が美しい萩城下の名所として、萩八景に選ばれています。観音院の歴史やお宝を知ることで、地元のよさを再発見してもらおうと企画されました。

保護者
「ゆっくりした時間なかなか日頃過ごすことが出来ないのでとても心が洗われました」
地域の人
「お天気も雨が降るかと思ったんですけど大丈夫でした、大変感動しました」
白水小学校PTA 柳井正司会長
「ちょっとしたきっかけがあれば、あのときに踊っていた子だねとかいろんな心の距離感というのが縮まると思うのでそういったことも1つの契機になるのかなと思います」

PTAではこれからも地域とのつながりを大切にしていきたいとしています。

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