気象庁は16日、マリアナ諸島で熱帯低気圧が発達し、大型の台風14号が発生したと発表しました。大型の台風14号は、北西よりに進み、18日ごろから19日ごろにかけて南西諸島に近づく可能性があります。また、秋雨前線を刺激して、日本列島で大雨となるおそれがあります。


気象庁の観測によると、大型の台風14号は、16日午前6時にはマリアナ諸島にあって、1時間に20キロの速さで北に進んでいます。中心気圧は998ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルです。気象衛星ひまわりの画像では、マリアナ諸島に台風14号の発達した雲が確認できます。

台風14号は、17日6時にはフィリピンの東に進み、中心気圧は996ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。

台風14号は18日3時には日本の南に進み、沖縄・大東島地方の南東側北緯23度30分、東経133度00分を中心とする予報円に進む予想です。中心気圧は992ヘクトパスカル、最大瞬間風速は35メートルと予想されています。

予報円の中心を進むと、沖縄付近を通過し、19日3時には東シナ海に進む予想です。中心気圧は996ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。

秋雨前線が停滞 台風離れていても警戒を

気象庁の天気図では、日本列島には秋雨前線がかかっています。前線は16日朝にかけて東日本付近まで南下し、停滞する見込みです。

関東甲信地方では16日にかけて、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある予想です。

台風14号の接近で、南から暖かく湿った空気が流れ込んで、秋雨前線を刺激し、台風から離れていても大雨となる可能性があります。今後の台風情報と気象情報に注意してください。

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