島清恋愛文学賞の贈呈式が15日金沢市内で開かれ、受賞した上田岳弘さんと一穂ミチさんが出席しました。
島清恋愛文学賞は20歳の時に発表した「地上」で一躍その名を馳せた旧・美川町出身の島清(しませ)こと島田清次郎にちなんで創設された文学賞です。30回目となる今年受賞したのは、上田岳弘さんの「最愛の」と一穂ミチさんの「光のとこにいてね」の2作品です。
「最愛の」は高校・大学時代に文通を続けた女性との忘れることのできない恋を描き、「光のとこにいてね」は女性同士の心の触れあいを交互に視点を入れ替えながら描いています。
受賞者との懇話会に参加した文学を志す学生らは、「いまある余白の時間を大切にしてほしい」「社会人を経て物書きになるのもいい」などとアドバイスを受けていました。
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