記者会見する愛媛県の中村時広知事=25日午前、愛媛県庁
愛媛県の中村時広知事は25日の記者会見で、17日深夜に発生し、愛媛と高知で最大震度6弱を観測した地震を受け、「大きな揺れが起きた際にどのような対応が求められるかを実感した。近い将来の発生が予想される南海トラフ巨大地震に備え、より一層の防災対策を進める」と述べた。 愛媛県南部は、南海トラフ地震発生時も大きな被害が予想される。ただ、県庁から離れており、道路の寸断などで孤立する可能性が高いと感じたとし、「交通インフラの整備を進めたい」と話した。 また、県が作成する南海トラフ地震の被害想定を見直す方針を改めて表明。木造住宅の耐震診断や耐震工事の補助制度の利用周知などにも取り組むとした。
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