SNS交流サイトで知り合った女から「動画のスクリーンショットを送信する仕事がある」と誘われた30代男性が、暗号資産の投資話に乗って約93万円をだまし取られていたことが13日までにわかりました。

富山市に住む30代男性は今月7日、通信アプリLINEで知り合った女から「動画でスクリーンショットを送信する仕事がある」などの説明を受け、暗号資産のアカウントを作成、スクリーンショットを送信したところ報酬を得ました。

すると女が『暗号資産の取引で収益は送金額の30%』などと投資を勧めてきたので、30代男性は指定された口座に5000円を振り込むとサイト上で利益が出ているように表示されました。

そこで30代男性は、さらに利益が出せると考え、女の指示に従い3回にわたり現金を振り込むと、女から「間違った注文で損失が出ている」などと言われたので50万円を振り込みました。

その後、30代男性がサイト上の報酬を引き出そうとしたところで、女から『90万314円を用意する必要がある』と言われたので不審に思い警察に相談、合計93万5000円をだまし取られる詐欺の被害に遭ったことに気付いたということです。

警察は、うまい儲け話には乗らないこと、SNSだけでやりとりしている相手の話を信じないこと、動画のスクリーンショットを送信する仕事があるといった儲け話は詐欺の手口であるとしています。

そのうえでSNS上でお金を請求されたら、一人で悩まず家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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