横断歩道での車の停止率が8年連続で全国1位を誇る長野県ですが、警察がさらなる停止率のアップを狙って動画を作成しました。

こてつ:
「横断歩道に人がいると、めっちゃ止まりますよね」

県警が新たに制作した動画には、県民に親しみをもってもらおうと、県内で活躍するお笑いタレント「こてつ」の2人を起用。

歩行者に対しては、改めて横断歩道では手を挙げてドライバーに自分の存在を示すことを、またドライバーには、横断歩道の前では、徐行するよう呼びかけています。

横断歩道での車の停止率が2023年は84.2%と全国1位の数字を誇る長野県。

その要因は。

長野県警交通安全対策室 市川正樹(いちかわ・まさき)室長:
「子どもに対して長年交通安全教育をしてきて、それによって培われてきた横断歩道の安全な環境、これが大きな要因かなというふうに思っています」

一方、県内では今年2月にも、飯田市の横断歩道で歩行者がワンボックスカーにはねられ死亡するなど、統計データを取り始めた1963年から2022年までの60年間に横断歩道上の死亡事故が毎年発生。

直近10年間では、平均で毎年4件ほど起きています。

こうしたことから警察は、横断歩道での車両の停止率10年連続全国1位と、死亡事故ゼロを目指しています。

動画は長野駅前の大型モニターに映し出しているほか、SNSでも発信しています。

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