13日午後6時前、「宮古島の与那覇前浜ビーチで2人が流されている」と第11管区海上保安本部に通報があった。

流されたのは東京都在住の20代男性と30代女性。

この男女2人は観光のため友人6人で連れだって与那覇前浜ビーチを訪れていて、午後4時ごろ、砂浜から100メートルほど沖合いを遊泳していたが風の影響で戻れなくなった。水着姿に浮き輪を抱えた状態で漂流していたが、午後6時ごろにビーチスタッフが出した船で救助され、けがはなかった。救助に2時間を要した理由は分かっていない。

与那覇前浜ビーチ(宮古島市)

また宮古島では13日午後5時20分ごろ、保良(ぼら)地域で、独特の地形が国指定の天然記念物に指定されている「石灰華段丘」に泳いで到着した20代の女性2人が、その後身動きが取れなくなり、自ら118番通報して救助を要請した。

女性2人は午後4時すぎ、石灰華段丘にシュノーケリングで泳いで到着したものの、午後4時半ごろには波風が強まり、戻れなくなった。女性2人は、座布団のような形の浮き具を2人で1枚持っているだけだったという。

その後午後7時前、石垣航空基地から出動したヘリに吊り上げられて救助された。2人にけがはない。



宮古島市には、12日午後から波浪注意報が発表され13日も継続されていたが2人は、「風には気をつけていたが、注意報を気にかけていなかった」と話していたという。

宮古島海上保安部は、海岸沿いや沖合いの岩場に向かう際は事前に天候や海の状況を確認し、天候悪化が予想される場合は無理をしないよう呼びかけている。

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