25年前に購入したスポーツカー「RXー7」を乗りこなす79歳の女性がいます。長崎市に住む西本尚子さん。その愛車とドライビングテクニック、そして80歳を前に決意した「免許返納」の思いを聞きました。

長崎市に住む西本尚子さん。猫が大好きでピアノやガーデニング、コーラスに朗読と多趣味な79歳です。

中でもお気に入りは「車」。25年前に購入したマツダ「RXー7」。近くに出かける時でも常にこの車と一緒です。

西本尚子さん:
「スピードと自分が一体化するムーンと行く感じがですね(好き)」「だいたい月曜日から土曜日まで毎日出てますもんね、だからいつもいっしょの友達です」

民間企業で事務をしていた西本さんは、21歳で免許を取得して以来車と生活を共にし、今のRX-7がおそらく6台目。一番遠くは鳥取まで旅をしたかけがえのない愛車は、後ろ姿までたまらなく愛おしい相棒です。

「後ろから見たこの形ね、全部のその形が好きですね」

走行距離は25年で7万5千キロ…感謝を込めた決断

25年間の走行距離は7万5000キロ。丁寧に大切にメンテナンスしながら共に歩んできた愛車ですが、ことし12月の80歳の誕生日を機に手放す決心をしました。

西本尚子さん:
「年齢的にいつかは手放さないといけないって、でも80歳の誕生日ということで決めました。いうならもう一緒にいてくれてありがとうですね、本当にいい車でした」

2023年の運転免許証自主返納はおよそ38万3千件。西本さんも誕生日を節目に、運転免許の返納を決意しました。西本さんは大切な相棒「RX-7」を受け継いでくれる人を探しているということです。

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