静岡市清水区の60代の無職の男性が、8月中旬から9月中旬までの間に厚生労働省の職員を騙る女などから現金計2000万円をだまし取られる詐欺事件がありました。

警察によりますと、8月中旬、男性の自宅に厚生労働省の職員を名乗る女から「あなたの健康保険証で薬品が大量に処方されていて不正利用の疑いがあるので、保険資格をはく奪する」などと電話がありました。

その後、被害者の男性の携帯電話に警察官や検事を名乗る男らからSNSなどの通話機能やメッセージ機能などで「マネーロンダリング容疑がある」「口座の動きを確認するため、暗号資産取引所の口座に現金を振り込むように」などと連絡があったということでです。

男性は指示に従い、9月中旬までの間に現金計2000万円を指定された口座に振り込みました。

事件は、金融機関から「口座に不審な動きがある」などと警察に相談があり、警察が男性に聴取したことで発覚しました。警察は「警察からの『お金を振り込んで』は詐欺!」と呼びかけています。

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