9月に入り、管内で、乗船中に熱中症の疑いによる救助要請が相次いでいることを受け、第八管区海上保安本部が注意を呼び掛けています。10日には、ベニズワイガニ漁の船に乗っていた男性(53)が死亡しています。

【漁船乗組員の熱中症疑い事案】*第八管区海上保安本部まとめ

発生日時:9月3日午前4時ごろ
発生場所:兵庫県香住沖
発生状況:沖合底引き網漁船 操業中
年齢性別:47歳男性
症状等:休憩中に全身がつり悪寒(その後回復)

発生日時:9月3日午後3時45分頃
発生場所:鳥取県長尾鼻沖
発生状況:沖合底引き網漁船 航行中
年齢性別:24歳男性
症状等:操業中に倒れ痙攣、意識朦朧(その後回復)
※ヘリで吊り上げ

発生日時:9月3日午後6時50分頃
発生場所:隠岐島北西
発生状況:沖合底引き網漁船 航行中
年齢性別:62歳男性
症状等:作業中にめまい、意識朦朧(その後回復)
※ヘリで吊り上げ

発生日時:9月10日深夜
発生場所:兵庫県香住沖
発生状況:ベニズワイガニ漁船 操業中
年齢性別:53歳男性
症状等:操業中に倒れ痙攣、意識無し、その後死亡

発生日時:9月12日午後2時ごろ
発生場所:山口県萩市沖
発生状況:沖合底引き網漁船 操業中
年齢性別:25歳男性
症状等:操業中に倒れ両手・両足・腹部痙攣、歩行不可、微熱等

発生日時:9月12日
発生場所:山口県萩市沖
年齢性別:37歳男性
症状等:意識がボーっとする

第八管区海上保安本部では、熱中症は日中に限らず夜間早朝でも発生し、症状が悪化した場合には死亡する危険もあるとして、適切な予防を呼び掛けています。

■水分補給や休憩はこまめに行いましょう

■濡れたタオルや冷却グッズを活用しながら体温を下げましょう

■乗組員の方は、互いに体調を気遣いながら操業してください

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