宮城県が導入を目指す宿泊税について、村井知事自らが説明を行う県民説明会が9月12日、県庁で開かれ、出席者からは「納得できない」などと反対の声が多く聞かれました。

村井知事「(観光振興の)取り組みを確実に進めていくためには、持続的、安定的な財源確保が不可欠で、宿泊税の導入がどうしても必要」

県庁で開かれた宿泊税の県民説明会。

村井知事が説明会に参加するのは初めてで、県内の宿泊事業者などおよそ80人に導入の必要性や税の使い道などを自ら説明しました。

出席者からは「時期尚早だ」「導入には納得できない」などという意見が多く聞かれました。

出席した人(反対)「宿泊税ありきで税収増やすことありきでは困るなと」

出席した人(反対)「新税を創設するということですからもっと慎重に時間をかけてやるべきである」

出席した人(賛成)「インバウンドの方々をより多く招き入れて、お金を使ってもらうのは正しい方策だと思う」

宿泊税は、素泊まりで1人1泊6000円以上の宿泊を課税対象とし、税額は県内一律300円としています。

村井知事「厳しい意見もあったが、3分の1くらいは前向きに受け止めるという意見もあったと思う。このあと議会に諮ることになるので、理解もらえるよう最大限努力をしたい」

宿泊税は県のほかに仙台市も導入を目指していて、市議会で議論が続いています。

県は今月18日に開会する県議会に条例案を提出する方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。