エディオンピースウイング広島では芝生が剥がれるなどピッチの荒れた様子が目立っています。RCCの取材に対し、サンフレッチェ広島の仙田信吾社長は「十分注意しながらしっかりと行政のみなさまと対応を相談していきたい」と話しました。

8日にスタジアムで開かれたルヴァンカップ準々決勝第2戦、名古屋との試合ではピッチの芝生の荒れた状態が目立ちました。試合中にはコーナーキック前に選手が足で芝生をならしている様子も見られました。

試合後の会見ではスキッベ監督も芝生の状況に言及しました。

サンフレッチェ広島 スキッベ監督
「ピッチは非常にひどい状況だった。
良いプレーができるよう早急に新しい芝に変える必要がある」

サンフレッチェ広島の指定管理部の芝・ピッチグループによりますと、屋根がせり出したスタジアムの構造による日照不足、この夏の猛暑による高温多湿が原因の1つと考えられています。

芝生が荒れている所のうち約250カ所については10日までに新しい芝生に交換。
スタジアム東側の部分では通気性をよくするため芝生に穴をあけて砂をまく補修作業をしたということです。

12日、サンフレッチェ広島の仙田信吾社長はRCCの取材に対し、次のように話しました。

サンフレッチェ広島 仙田信吾社長
「試合が大変立て込んでいることで芝生を休ませる時間がないこと。
天候の猛暑炎暑が続く。スタジアムの特性上どうしても日当たりが限られてしまうということで芝が傷んでいます。

今すぐできることとして、今日から冬芝の種を植えて芽を出させて伸ばして、夏芝と冬芝が重なる、それがうまく冬芝に転換していくことを早めにして、
試合が立て込む10月を目指していく。それでなんとかこなしていきたいと思っているところです。

まちなかで本当に素晴らしいスタジアムでお客様も満員。しかし、芝の設定自体では選手のけがにつながる可能性があるので、十分注意しながらしっかりと行政のみなさまと対応を相談していきたい」

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