◆在住・在勤者が対象、計600人
説明会は28日に新宿区の日本青年館ホテルで開催。事業者側が30～40分ほど見直し案などについて動画を交えて説明し、その後質問に答える。午前10時～正午と午後2時～同4時の2回で、それぞれ新宿区在住・在勤、港区在住・在勤の人が対象。各回とも先着約300人。質疑応答ができる会場に入れるのは約200人で、残る約100人は別室で音声を聞くだけとなる。
明治神宮外苑（2023年撮影）
説明会は、いずれも対象者を近隣住民らに制限。昨年7月は外苑から約380メートル以内の住民ら約1万3000人に絞った。今回は新宿区、港区からの要請を受け両区民を対象とするが、同じく外苑がまたがる渋谷区では開かない。◆日本イコモス国内委員会などの提言に回答予定なし
11日に都庁で記者会見した三井不動産の担当者は「広い関心は理解しているが、全国民を対象とすることは物理的に難しい」と説明。再開発をめぐっては、日本イコモス国内委員会などが見直しを求めてきたが、こうした提言への回答予定もないという。 地元の市民団体「明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会」の加藤なぎさ代表は「対話の姿勢がない。専門家の指摘に回答しなければ、住民の心配は解消されない」と訴えた。 説明会の申し込みは再開発のプロジェクトサイトで17日から27日まで受け付ける。（押川恵理子） 鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
