JR貨物は、工場で貨物列車を組み立てる際、作業データを改ざんしていたと発表しました。国土交通省は11日午後にも、北海道室蘭市の車両所などを立ち入り検査する方針です。

不正があったのは、室蘭市にあるJR貨物の輪西車両所など全国3か所の車両所です。

 JR貨物によりますと、これらの工場では、貨物列車の車輪と車軸をつなぐ作業の際、基準となる圧力よりも強い圧力で組み立てたにもかかわらず、基準内に収まるようデータを改ざんしていました。

 不正に組み立てられた車両は全国で564両で、輪西車両所ではこのうち半数以上の309両が造られていました。

 

 国交省は、午後にも鉄道事業法に基づき、輪西車両所を含む3か所の工場を立ち入り検査する方針です。

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