人口減少により吹奏楽部が少なくなった長崎県対馬市で、中高生が吹奏楽に触れる機会を作る取り組みがスタートしました。

参加したのは対馬市内の中高生8人、全員初めて楽器に挑戦しました。九州本土からおよそ120キロ離れた玄界灘にある島・対馬市では、人口減少に伴い中学と高校合わせて島に3校にしか吹奏楽部がありません。

コミュニティ財団「未来基金ながさき」が、10年以上出し入れがない「休眠預金」の活用事業として、島の子供たちが吹奏楽に触れる機会を作る取り組みを採択。長崎県大村市を拠点に活動するプロのオーケストラ「長崎OMURA室内合奏団」が楽器指導を、「対馬ほほえみ会」が移動をサポートしました。

参加した中学生:
「ずっと音楽がやりたかったんですけど、中学校にやれる所がないので、対馬にできたと知って家も近かったのでやりたいなと思って。きれいな音が出せるようになりたいです」

楽器初挑戦の対馬の子供たちは「対馬ユースウインドアンサンブル~BestSmile~」と名付けた楽団を結成、11月の地域のお祭りなどで演奏を披露する予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。