鹿児島県西之表市・馬毛島でのアメリカ軍の訓練移転と自衛隊基地の整備に向けた工事について、防衛省は、当初4年程度としていた工事の計画が遅れ、基地の完成見込みが2030年になったと明らかにしました。

馬毛島では去年1月の着工以降、滑走路の整備などが進められています。

防衛省はこれまで基地工事の工期はおおむね4年としていて、滑走路は先行して整備され、早ければ来年度にアメリカ軍の空母艦載機の訓練が始まるともいわれていました。

西之表市によりますと、八板市長は10日、防衛省から当初4年程度としていた工事が遅れ、完成見込みが2030年3月末になるとの説明を受けたということです。

防衛省は工事が遅れた要因について、資材などの海上輸送や人員不足をあげています。

およそ3年の基地完成の遅れについて、八板市長は「工期の延長に伴い、市民生活への影響が長引くことが危惧される」として、防衛省に対策の強化を要望したということです。

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