福岡県直方市にある浄水施設の管理業務契約をめぐる贈収賄事件の裁判。
10日の初公判で収賄の罪に問われている直方市の元係長と贈賄の罪に問われている元会社役員は、いずれも起訴内容を否認し無罪を主張しました。
起訴状によりますと、直方市水道施設課の元係長・阿部智明被告(49)は、浄水施設管理の委託業者に対して特定の業者を下請けに入れるよう勧めた見返りに家具など169点122万円相当の物品を受け取った収賄の罪に問われています。
この事件で、「イオハラ設備」の元社長庵原良修被告(54)が物品を贈ったとして贈賄の罪に問われています。
10日の初公判で、2人はいずれも起訴内容を否認しました。
検察側は「阿部被告は『欲しいものリスト』と名付けたファイルを送っていた」などと主張。
弁護側は「下請け業者の紹介は職務関連行為にあたらない」などとして無罪を主張しています。
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