鳥取県立中央病院の医師が救命処置に関する救急隊からの指示要請に応じない問題があったことを受け、9日、関係機関の連携を強化する会議が開かれました。
「東部救急医療体制連携強化推進会議」には、救急患者の受け入れ先となる6カ所の救急病院と患者を救急車で搬送する東部消防局、それに県や市などが参加しました。
去年12月、当時県立中央病院の救命救急センター長を務めていた医師は、患者への薬剤投与など救急救命士が医師の指示を受けなければならない救命処置について、指示要請に応じないとするメールを送り、10日間その状態が続きました。
中央病院はセンター長を院長が兼任する人事異動をして組織を刷新し救急隊の要請に応じているほか、院長と消防局幹部の間にホットラインを設けて円滑なコミュニケーションを取っています。
鳥取県立中央病院 廣岡保明院長
「コミュニケーション、これがやっぱり一番重要な点かと思います。」
県東部で唯一、三次救急医療機関に指定されている中央病院は、命を守る最後の砦とも言える役割を担っていて、出席者からは、中央病院の貢献度は大きい、互いにリスペクトできる関係性が大切などと意見が出ました。
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