9月9日は『救急の日』です。
救急救命士を目指す新潟薬科大付属医療技術専門学校の2年生たちが小学生に、心肺蘇生の方法やAEDの使い方などを教える講習会を開きました。

「心肺蘇生や何か行動を起こすというのは、すごく勇気のいることだと思いますし、実際難しいと思います。でも、きょうの講習を通じて皆さんにその勇気を持ってもらいたいなと思っています」

五十嵐小学校(新潟市西区)の6年生に、こう呼びかけた“講師”たち。
救命処置の方法を知ることで子どもたちに、命の尊さ助け合うことの大切さを伝えていました。

子どもたちは、心肺停止が疑われる人に対して反応や呼吸を確認する方法や、心臓マッサージのやり方、AEDの使い方などを教わりました。

【児童】
「子どもでもできる心肺蘇生なんだなって思いました」
「お医者さんになりたいという夢があるんですけど、そこで活用できたらなって思います」
「もしもそういう人がいたら率先して行動しようと思います」

【専門学校生】
「自身が学ぶインプットと他人に教えるアウトプットは違うと思ったんで、先生たちすごいなって思いました」
「倒れている人に会うのが、人生で1回あるかないかだと言われていて、その1回あるかないかのときに人を助けてもらえるとうれしいと思います」

総務省によりますと、救急車が現場に到着するまでにかかった時間は2022年の全国平均でおよそ10.3分だということで、講師役の専門学校生たちは『救急車が到着するまでの行動が大切』だと、小学生たちに説明していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。