岩手山で火山活動の活発化が観測されたことを受けて、山麓にある岩手県雫石町では職員向けの火山防災の研修会が開かれました。

これは8月21日、火山活動が活発化している岩手山に気象庁から火山活動に関する臨時情報が出されたことを受け町が開いたもので、役場職員や消防署員など50人あまりが参加しました。
講師を務めた雫石町防災アドバイザーで岩手大学の齋藤徳美名誉教授は、今回は甚大な被害が危惧されるマグマ噴火の発生の可能性は低いとしたものの、大地獄谷付近での水蒸気爆発の懸念があると伝えました。

その上で齋藤名誉教授は、噴火警戒レベルが2に引き上げられた際に備え、入山規制を行う場合の準備をしておく必要があるとして、「役場職員全員が防災に関与しているという意識を持つことが重要だ」と訴えました。

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