日本の周辺では台風が10号、11号、12号と立て続けに発生し、台風11号は中国やベトナムなどに甚大な被害をもたらしました。
そして9日には、日本の南にある低気圧が「熱帯低気圧」に変わりました。日本への影響は考えられるのでしょうか。

■日本の南に「熱帯低気圧」が発生 日本への影響は?

9日午後、日本の南に熱帯低気圧が発生しました。ゆっくりと西に進んでいます。南西諸島や西日本では、熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流入し、大気の状態が不安定となり、強い雨や雷雨となっているところがあります。

この熱帯低気圧は西北西に進み、10日は東シナ海へ進むとみられています。

今のところ、台風にまで発達する予想は出ていませんが、沖縄付近や西日本では、周辺の暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある見込みです。

また、気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなる所がある見込みです。11日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波、落雷や突風に注意が必要です。局地的に、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

■日本のはるか南にもう一つ「熱帯低気圧」発生の可能性

また、気象庁の予想天気図によると、10日午前9時までに、日本のはるか南に新たな「熱帯低気圧」が発生する見込みです。この熱帯低気圧は西寄りに進むとみられて、今後の進路に注視する必要があります。

今後の気象情報に注意してください。

気象庁HPより
気象庁HPより
気象庁HPより

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