陸上自衛隊・金沢駐屯地の自衛隊員2人が、2019年12月、石川・金沢市内の飲食店で後輩隊員に暴力をふるったとして9月9日、懲戒処分されました。

懲戒処分を受けたのは陸上自衛隊・金沢駐屯地に当時所属していた39歳の2等陸曹と現在も所属する49歳の1等陸曹の2人です。

金沢駐屯地によりますと2人は2019年12月、金沢市内の飲食店で後輩隊員の2人と酒を飲みながら食事をしていた際、1人の後輩隊員の顔を殴打や平手打ちなどの暴行を加えけがを負わせました。同席していたもう1人の後輩隊員が2020年の7月に上司に相談したことで発覚し、被害を受けた隊員と暴行を加えた隊員の間ですでに示談となっています。

陸上自衛隊・金沢駐屯地では9日、すべての調査を終えたとして39歳の2等陸曹を停職3日、49歳の1等陸曹は戒告処分とすることを発表しました。

また、金沢駐屯地では当該隊員の性別をLGBTQの観点から公表していません。

隊員の懲戒処分に際し、第14普通科連隊長 野田哲徳1等陸佐は「模範を示すべき先輩隊員が後輩に対して暴行を加えることはあってはならないことであり極めて遺憾。相手の人格の尊重および自制心・自覚ある行動を徹底し、部隊の団結・規律の強化に努めます。」とコメントしています。

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