岩手県八幡平市は、所属する部署の金庫から現金約20万円を盗んだ20代の男性職員を9月9日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。

懲戒免職処分を受けたのは、八幡平市の20代の男性職員です。市は所属する部署を公表していません。
市の総務課によりますと、男性は今年6月1日と8日、19日の休日や夜間の計3回にわたって、所属していた課に設置してある金庫に保管されていた現金総額19万6500円を盗んだということです。6月20日になって金庫にあった現金のほとんどがなくなっていることが判明し、職員らに聞き取りが行われましたが理由が判明しませんでした。このため市が警察に相談したところ、27日になってこの男性が現金を盗んだと申し出ました。
市は窃盗に当たるとして28日に警察に被害届を提出しました。男性はすでに盗んだ現金を全額市に返還したということです。
男性は盗んだ現金を競艇の費用に充てていて、市に対して「ギャンブル依存症になっていた。追い詰められていた」などと話したということです。
八幡平市の佐々木孝弘市長は「二度とこのような事が起こらないように、全職員が公務員としてのモラルや自覚を持って公務の執行にあたるよう指導を徹底し、職員一丸となって市民の皆様の信頼回復に全力を尽くす」とコメントを出しました。

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