全国的に米不足が問題となっていますが、宮城県南のコメどころ、角田市では新米の稲刈りが、例年より1週間ほど早く始まりました。

稲刈りがはじまったのは角田市君萱のコメ農家・今野忠さんのおよそ80アールの田んぼです。例年より1週間ほど早く9日から「ひとめぼれ」の刈り取りを行っています。今年の稲は、夏の高温障害や台風被害もなく順調に育ったということです。

コメ農家 今野忠さん:
「世間では米不足ということで、消費者が(店に)駆け込んでいるが、生産者とすれば、(今後の収穫次第で)そんなに影響がないのではと感じている」

全国的にコメの品薄が広がるなか、JA全農みやぎでは今年の県産米の概算金を「ひとめぼれ」が60キロあたり1万6500円と、去年より4500円高く決めました。

コメ農家 今野忠さん:
「物価の高騰がかなり影響して、値段的にはそれ相当の出費がわれわれ生産者としても負担を強いられているのが現状なので、ある程度は消費者に負担してもらうのもやむを得ないのでは」

今年、今野さんの田んぼでは、例年並みのおよそ4トンの収穫を見込んでいます。

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