冬に気温が高く、夏に雨が少ない年は、マツクイムシの被害が拡大する傾向が強いとして、鳥取県はマツクイムシ対策の予算を大幅に増額する補正予算案を今月の県議会に提案することにしました。

鳥取県によりますと、マツノマダラカミキリの成虫が松から脱出する2月から4月の平均気温は、今年10.4度と高くなりました。さらに8月の降水量は、今年73.5ミリと非常に少なくなりました。

冬の気温が高いとマツノマダラカミキリの数が増え、夏に雨が少ないと松の木がストレスを受けることになり、こうした年は松枯れの被害が増える傾向にあります。

こうしたことを踏まえ鳥取県は、当初予算で2000万円程度だったマツクイムシ対策の予算を、今月の県議会に提案する補正予算案で5000万円余り上乗せして7000万円規模とし、被害を受けた松の伐採駆除などを強化していくことにしました。

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